Sayorincon〜さよのかたすみ

アクセスカウンタ

help RSS お金で買う命

<<   作成日時 : 2009/07/07 06:23   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 5

画像


いつもお世話になっているリカルドおじさんから、
「こういうの、医療従事者は好きなんじゃない」と、
アメリカ土産、日本ドラマのDVDをもらった。
“Tomorrow陽はまた昇る” 竹野内豊・菅野美穂主演の、医療ドラマだ。

竹野内豊扮する市役所職員は、
8年前、医療ミスにより1人の患者を亡くすまで医師であったという過去を隠している。
そんな彼が、
30億円の負債を抱え倒産寸前の市立病院の再建プロジェクトにまわされる。
プロジェクトの始まり、
病院経営のプロでもある緒川たまき扮するカリスマ脳外科医が
派遣されてくるのだが、
そのやり方が経営本位、そのプランの中に患者がいない。
その市立病院のいち看護師である菅野美穂なども巻き込み、
病院のあり方、そして命の重さやあり方について問うている。

久しぶりに、日本の現場に戻された気分である。
日本のほとんどの病院が経営赤字を抱えるという中で、
私が勤めていた病院は黒字であることを誇っていた。
しかしその現場は実に厳しく、
特に内科に勤めていたときは日中で16人、
夜勤で30人以上の患者さんを担当しなければならなかった。
当然私の考える理想のケアができるはずもなく、
職員の間では「野戦病院」とまで呼ばれていたくらいだ。
患者さんにとっても、同じだったに違いない。
病院の経営が黒字でなければ、続かないことくらいわかっている。
わかっていても、看護師にとって厳しい環境は、
患者にとっても同じはずである。

竹野内豊が言う。
「病院の治療は平等でなくても、命は平等だと思っている。」

その言葉から、一気に私がどこにいるのか思いだす。
ニカラグア。
その医療レベルを日本と比べられないことは言うまでもないが、
その中でも、ここほど命がお金で動くことを感じることもない。
医療費は全面無料であったって、
注射器ひとつ、薬ひとつ・・・医療者に指定されたものが買えなければ、
助けられることはない。
医者に知り合いでもいなければ、
いつまでも後回しにされ続け、診療に辿りつくことがない。

日本の困っている状況と、
ここでの困った状況はレベルが異なりすぎて、
私は時々わからなくなってしまう。
命の重さってなんなのだろうか。

ドラマの間に流れるCMを見て、
見たこともない新しい車や携帯、食べ物やビールを知って、
釘付けになる自分と、その世界を何か虚しく感じる。

ひとポチ、お願いします↓
にほんブログ村 病気ブログ 看護・ナースへ

にほんブログ村 海外生活ブログ 中南米情報へ

テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス
ガッツ(がんばれ!)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
 あのぉ〜、リカルドです。せっかく小生のブログを宣伝して下さっているのに、こういうことを言うのも何ですが、文中の「リカルドおじさん」の部分をクリックすると、アメーバブログのメインテナンス中の画面が出ます。これはリンクを張った時に、ちょうどメインテナンス中であったためです。せっかくの宣伝ですから、誠に恐れ入りますが、リンクを修正して頂ければ幸甚です。はい。
リカルド
2009/07/07 13:08
>リカルドさん
大変失礼しました。
早速直させていただきました。
それにしても、アメブロ、メンテナンス、多くないですか?
sayo
2009/07/08 01:44
 そう、おっしゃるとおりなんです。アメブロはメンテナンスが多すぎます。それに、使いもしない訳の分からん機能も多すぎます。まぁ、文句を言えばきりがありません。
 リンク張り直し、ありがとうございました。
リカルド
2009/07/08 12:30
さよさん、はじめまして。
わたなべじゅんこと申します。私はひろこちゃんの前任者で、リカルドおじさまにも大変お世話になりました。今も、リカルドおじさん・ひろぽんちゃん・さよのりんこんさんのブログは、とても楽しみに覗かせて頂いています。
現在、日本赤十字看護大学 大学院 国際保健助産学 という助産師になりつつ修士論文を書き上げろ〜!という非常に日本人的な自己犠牲精神に満ちた?素晴らしい大学院生活(涙・涙・・)を送っています〜。
もう、3年ほどラテン世界にいた私には、今の生活は合わなさ過ぎて早くラテン世界に戻りたい気持ちでいっぱいになってしまいます。
さよさんのブログもひろこちゃんのブログも非常に共感できることばかりです。
大学はJICAのある広尾にありますので、帰国された折にはぜひお声をかけて下さい。連絡先などは、ひろこちゃん・リカルドおじさまがご存じです☆
今後も、何でもやってみよう精神で協力隊時代を思う存分楽しまれてください。
    Soy Nica y Que ?  っていうTシャツがなつかしいじゅんこより
yunco
2009/07/19 09:09
>yuncoさん
初めまして。
ひろこちゃんの前任さんなのですね。
こういうつながり、嬉しいです。

日赤の国際保健なら、
小原先生や弘川先生など、
何人かの私の恩師、ご存知ですか。
看護・助産とお世話になりました。
元気かなぁ。
sayo
2009/07/28 04:03

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
お金で買う命 Sayorincon〜さよのかたすみ/BIGLOBEウェブリブログ
[ ]